オホーツク生活

これがオホーツク海

室蘭と海の色は変わらないが、少しだけ匂いが…牧場の香り。

体験授業をするため、１人紋別の雄武高校そして興部高校という所に来た。

自分が学生の頃、先生の話なんて特に集中して聞くことはなかった。

先生が教壇に上がっている姿を何となく眺めていた頃の自分と、

学生が授業中に今どんな気持ちなのか、

このご時世だが、益々ゆとり生活に陥って行く学生も少なくないみたいだ。

そんな中、徹夜で授業内容を作成。

ギターを札幌から持参し、世界に一つだけの花を課題曲として、

そして女性と男性でパートとコーラスを分け、

いくら音楽学校志望者でも、普段はカラオケでばかり歌っているもんだから、

でも、徹夜したおかげで分かりやすくスムーズに教えることができた。

最後は皆で手拍子をしながら気分良く唄ってくれ、良いものに仕上がった。

楽しそうな顔が嬉しかった。

そしていつかその人が、
「好き」を仕事にするために、一歩踏み出して欲しい。

出来ないと思ったら、絶対に出来ない仕事だから。

杉林 諭