業界コラム
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ミュージシャン

目指せゲーム界の大作曲家!ゲームの世界で花開く「ミュージシャン」とは?

ゲームミュージックが市民権を得て、ゲームの世界から伝説的な楽曲が出てくることが当たり前になりました。「ドラクエ」や「マリオ」など定番ゲームの曲を今すぐ口ずさめる人は多いのではないでしょうか。

その「ドラクエ」シリーズの楽曲を制作したすぎやまこういちさんは2021年の9月に亡くなったことが大きなニュースになりましたが、すぎやまさんが亡くなったニュースがこれだけ大きく報道されたのは、何といっても「ドラクエの作曲家」という輝かしい実績があるからです。

「ドラクエ」シリーズは歴史的な大ヒットとなり、すぎやまさんが創り出したゲーム音楽の世界も広く浸透してゲームミュージシャンとして大成功を収めました。「ドラクエ」シリーズが誕生した当時よりもさらに拡大しているゲーム市場では、ゲームミュージシャンの成功のチャンスも拡大しています。そんなゲーム業界で活躍するゲームミュージシャンの仕事内容、ゲームミュージシャンになる方法、必要なスキルについて解説します。

 

ゲームミュージシャンってどんな職業?

ゲームが好きな人であれば言うまでもないことだと思いますが、今やゲームミュージックは映画音楽のようにひとつの音楽ジャンルとして確立していて、ゲームの世界観を創り出す上で欠かせない存在です。ゲームミュージシャンは、このようにゲームで使われている音楽を作曲し、楽曲データを作成する職業です。

音楽を学んでミュージシャンを目指す人にはさまざまなキャリアがありますが、ゲームミュージシャンもそのひとつで、今や人気のキャリアとなっています。

ほとんどの人はゲーム制作会社に就職をしてゲームミュージックやサウンドクリエイターとして活動しています。中には売れっ子もいて、フリーランスで活躍しているゲームミュージシャンもいます。「ドラクエ」シリーズでゲームミュージックを担当したすぎやまこういちさんは、その代表格でしょう。

作曲家として音楽業界で働く人との違いは、ゲームの「音」に関することをトータルで担当する点です。ゲームの中では音楽だけでなく効果音がたくさん使われています。ゲームサウンドクリエイターとして活動している人は、音楽だけでなく効果音の作成も手がけています。

 

ゲームミュージシャンに必要なスキル

ゲームミュージシャンになるために必要なスキルとして重要なのは、音楽の基礎と作曲の能力、そしてその楽曲をゲーム内で鳴らすためにデジタルデータ化する技術です。

音楽には明確な理論体系があります。その理論を基礎から身につけて、学問として作曲能力を学ぶ必要があります。音楽を学ぶのであれば音楽大学に進学するのが良さそうに感じますが、音楽大学はゲームミュージシャンというより音楽家を志す人のための大学です。ゲームミュージックはコンピューターが奏でる音楽なので、それを制作する人は必ずしも楽器を弾ける必要はなく、音楽のイメージをデジタルデータに落とし込むことができればゲームミュージシャンの仕事は可能です。

そのため、むしろ重要になるのが「打ち込み」の技術です。Logic Proなど有名な作曲ソフトを使いこなし、楽曲のデータを創り上げていきます。もちろん好き勝手に作曲すれば良いわけではなく、ゲームの世界観にマッチした「音」でなければなりません。ゲームの製作スタッフと打ち合わせを繰り返しながらイメージにぴったりの音世界を作り込みます。

そのため、ゲーム制作を担当する他のセクションの人たちがどんな仕事をしているのかといった、ゲーム制作に関する大まかな知識もあると仕事がスムーズでしょう。

 

ゲームミュージシャンになるための最短ルート

単に音楽を学べばできる職業ではないところが、ゲームミュージシャンの特徴です。音楽を知り、音を知り、ゲーム制作を知る必要があります。これらをすべて網羅していくには幅広い知識が必要になるわけですが、それを効率良く網羅していくにはゲームミュージシャンを目指すことが想定された専門学校の学科を選択するのが一番の早道です。

札幌ミュージック&ダンス・放送専門学校には、ゲームミュージシャンを目指すことができる「ゲーム・アニメサウンド専攻」があります。主なカリキュラムを紹介すると、シンセサイジングやDTM(デスクトップミュージック)、ダンスミュージック分析、レコーディング、サウンドプログラミング、楽曲制作の実習など、ゲームミュージックだけでなくデジタルミュージックの世界で活躍するためのスキルも満載です。

札幌ミュージック&ダンス・放送専門学校では特に実習に力を入れているので、在学中に本格的な作品を自らの手で作り出すことができます。就職活動ではポートフォリオといって実績物を紹介する場面があるので、その時にアピールできる自慢の作品を作り、それが就職活動だけでなく制作実績としての「財産」になります。

もちろん最初は全くの未経験でも問題ありません。大切なのは「プロになりたい」という強い思いです。基礎からしっかり学び、必要な知識を効率良く学ぶことでデジタルミュージッククリエイターとしての道が開かれます。